樹法務会計事務所は、複数資格者（行政書士、司法書士、不動産鑑定士、税理士）が、幅広い専門性をもって実務を提供している事務所です。多くの場合は、一つのご相談や案件に、私共複数の士業が関与させていただいております。それが効率的、合理的であり、当事務所の特徴の一つだと考えております。

「父名義の不動産を子供名義に変更したい」「個人名義の不動産を法人名義にして欲しい」というご依頼をよく承ります。事務作業としては複雑なものではありませんが、①税金や申告についてはどうなるのか。②売買をする場合、その売買代金は妥当であろうか。③農地の場合にはどうしたらよいか。④契約書には何を記載すべきだろうか。⑤最終的に登記はどうしたらよいのか。・・・など、検討をしなければならないことは多岐にわたります。

当事務所では、①は税理士、②は不動産鑑定士、③は行政書士、④は行政書士・司法書士、⑤は司法書士 が実務的に関与をさせていただきます。

さて、上記を例にしますと、実はもう一つ潜考しなければならないことがあります。それは、「そもそも名義変更をする動機は何なのか？」「敢えて今、実施をする必然性があるのか？」「相続や他の家族や事業とはどのような関係になっているのか？」などという本質論の議論です。そこには法的観点、税務的観点、経営的観点はもちろん、その他諸処の事情を鑑みた総合的な判断が必要です。

私共の事務所では、各士業が各々の専門分野からの助言、提案、選択肢を示し、ご依頼者様と一緒に相談をしながら案件の本質を大局的に捉えております。ご依頼者様とのご相談の時間と士業同士の検討や議論の場を然許り大切にさせていただいております。

もう一歩 私共で掘り下げることができないか、もし自分達ならばどうするのかを判断の軸として、少しでも皆様の一助になればと日々実務に携わっております。この気概こそが当事務所の枢要であり、樹法務会計事務所設立の精神がここにあると身構えております。

当事務所をご愛顧いただき、ご用命いただければ幸甚です。

樹法務会計事務所
所長　塩 田 親 英